新DMの教科書 (「DMマーケティングエキスパート」認定資格公式テキスト)

新DMの教科書 (「DMマーケティングエキスパート」認定資格公式テキスト)の詳細

本著は、一般社団法人日本ダイレクトメール協会が、ＤＭマーケティングエキスパート認定資格の公式テキストとして出版した本である。理論と実践的内容が包括的に記載されており、大変勉強になった。■本文からの学び・ＤＭの一般的なレスポンス率は、1%~5%。行動喚起率は19％（自分宛の場合）・通常の広告は「認知」が目的であるのに対し、ＤＭは「行動」を起こさせる事が目的である。その為、ＡＩＤＭＡのフレームワークではなく、そのＡＩＤＡ（＝Memoryが無い）で思考し、いかに行動を起こさせるかに知恵を絞る。■業務に活かす事レスポンス率・行動喚起率（＝QRコードScan率）は、今後自社のDMのKPIの参考指標にする。また、DMは、1回のDMでレスポンスの最大化を狙うものである事を、今後常に念頭に置く。■本文からの学び・DMを成功させる３つの鍵は、①リスト、②オファー（特典）、③クリエイティブ（コピーやデザイン）である。レスポンス成功要因に占める割合は、①が４０％、②が３０％、③１０％～３０％、と言われる。またもう１つ重要なカギは、④発送のタイミング。会社宛てのDMの場合、金曜に送付して、月曜に受け取るのがレスポンス率向上に繋がる。また顧客の閑散期・繁忙期・連休なども考慮して投函する事も重要■業務に活かす事本パートを読み、自身が進めているDMでは、オファー（特典）が不十分である事に気付かされた。今後優れたオファー開発に注力したい。また、今後DMは金曜に投函する事をルール化したい。加えて、年度変わりの見直しに向けたDM投函（11月ころ）も今後施策のオプションに加える。■本文からの学び・ＤＭ＋ＤＭリマインドを100とすると、メール＋メールのリマインドは168、ＤＭ＋メールのクロスメディアは231と効果が大幅に上がる■業務に活かす事初回DMで成果が出る事が前提だが、今後DMは、メルマガ送信顧客とDMのクロス送付をオプションに加える。以上